乳がんについて

現在、2O人に1人の日本人女性がかかるといわれているのが 乳がんです。もちろん、女性がかかるがんの1位を占めている のも乳がんです。近年、乳がんが増えた原因として、結婚や出産の高年齢化、ライフスタイルの変花、欧米化された、高たんばく、高カロリー、高脂肪の食生活などがあげられています。しかし、欧米諸国では約10年前から 乳がんによる死亡率は低下しており、この背景には、乳がん検診とともに、根拠に基づいた医療の普及が考えられます。

20人に1人がかかると言われる乳がん

乳がんには様々なリスクファイクターがある

乳がんは若い年齢から発症するのが特徴で、3O歳代から増えはじめ、4O歳以上になると急激に増えていきます。
乳がんにかかりやすい女性の特徴をリスクファクターといいます。40歳以上の人、初産年齢が3O歳以上の人(未産を含む)、標準体重を2割以上超えている肥満の人(特に閉経後の肥満)、家族や近親者に乳がんになった人がいる人など、さまざまなリスクファクターがあります。

大人の乳房のなかにある乳腺は、乳頭を中心に放射状に15〜2O個並んでいます.それそれの乳腺は母乳をつくる小葉にと、母乳を乳頭まで運ぷ乳管に分かれています。これらの乳腺組織に発生する悪性の腫瘍が、乳がんです.初期のうち自覚症状はほとんどありませんが、そのまま放置しているとがん細胞が乳腺の外に広がり、リンパ管や血液を通って、やがて全身に広がっていきます。

しかし乳がんは自己触診により自分で見つける事ができる数少ないがんであるとも言われています。
乳かんの初湖はほとんど痛みがなく、その為、しこりで気づく場合がほとんどです。しこり以外の症状としては、乳房の痛み、陥没、変形、ただれ、乳頭からの血性、乳白色の分泌物などです。最近ではマンモグラフィ検診(乳房X線撮彫)をうければ超早期の乳がんを発見できるようになりました。早期発見・診断・治療をすれば「治るがん」です。定期的な自己触診、マンモグラフィ検診を心がけましょう。

定期的な検診が必要

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