検査・治療法について
FUS

患部にメスを加えずに、乳がんの治療をしようとする試みもなされつつあります。その1つがFUS(MRガイド下集束超音波手術)であり、MRIでがんの部分をねらって、虫メガネの原理でがんに超音波のエネルギーを集中させ、がんを焼ききってしまうものです。
こうした治療は「低浸襲治療」と呼ばれ、一部の施設で導入され臨床試験として患者さんの十分な同意のもとに行われています。

しかし、現時点では、このような治療の効果、安全性に関しての証拠はなく、標準治療ではありません。 当然、保険診療の対象ともなりませんので、このような治療を希望される場合には、標準治療を受けないことの不利益などを十分に考慮した上で選択すべきです。