検査・治療法について
セカンドオピニオン

セカンドオピニオンを直訳すれば「第二の意見」です。つまり、現在の担当医の意見が第一の意見であり、他の医師の意見を求めることをセカンドオピニオンと呼びます。セカンドオピニオンを聞くことは、必ずしも、担当医の診療内容を信じていないとか、担当医を見限る、あるいは他の医療機関に移るというものではありません。セカンドオピニノンは、あくまで、現在受けている診療をもっと安心して、納得して受けることを目的としています。しかし、自分が納得する医療が他の病院でなければ受けられないことが分かった場合には、病院を変わることになるでしょう。セカンドオピニオンを聞く状況には、乳がんという診断を確認したい場合、手術、放射線照射、術前抗がん剤治療、術後抗がん剤治療などから、どのような治療方法を選択するかについて、別の専門家から意見を聞きたい場合、転移、再発した場合、腫瘍内科医の意見を聞きたい場合、などがあります。セカンドオピニオンは患者さんの権利です。

セカンドオピニオンの手順
ステップ1:診療情報提供書(紹介状)などの資料を用意する
診断についてセカンドオピニオンを聞く場合、どのような所見やX線診断、病理検査の結果に基づいて診断がくだされたのか?
また、治療についてのセカンドオピニオンを聞く場合には、どのような診断(乳がんの性格、病期、経過、病状)に対して、今までどのような治療が行われてきて、どのような治療が提案されているのか?
ということをセカンドオピニオン担当医師に正しく伝える必要があります。
そのためには、現在の担当医にこれらを要領よくまとめた診療情報提供書の作成を依頼する必要があります。セカンドオピニオンとして聞きたい内容が診断に関することなら、診断の根拠となったX線写真、病理診断のプレパラートなどが必要な場合もありますから、必要な資料をそろえてもらいましょう。
紹介状、資料準備は保険診療項目(診療情報提供料Ⅱ:5,000円)に該当します。

ステップ2:セカンドオピニオンを提供してくれる医療機関を探す
セカンドオピニオンを聞くことができる医療機関については、系統立って表示されるなどの取り決めはありません。インターネットで探す、患者団体の相談窓口に聞いてみる、現在の担当医に相談する、病院の看護師に聞いてみる、などいろいろな方策を試みるしかありません。

ステップ3:セカンドオピニオン外来を受診する
お一人で受診するよりも、家族、友人などに付き添ってもらうのがいいでしょう。その方が聞き漏らしを少なく出来ますし、緊張もほぐれるでしょう。限られた時間ですから、確認したいこと、意見を聞きたいことを3つぐらいにしぼり、箇条書きにしておくとよいでしょう。できれば、セカンドオピニオン医師から現在の担当医宛に情報提供書を書いてもらうのが良いでしょう。通常、セカンドオピニオンは30分~1時間ぐらいの時間を要します。

ステップ4:元の担当医の外来を受診する
セカンドオピニオンを聞いた後、元の担当医の外来を受診する方がいいでしょう。

そこでは、セカンドオピニオン内容を担当医と一緒に吟味して、今後の診療に役立てる必要があります。もし、あなたが現在の担当医の提案する診療内容とは別の診療を受けることを希望される場合には、転院あるいは転医を希望する旨を担当医に伝えてください。